経済産業省はこのほど、2019年度「新・ダイバーシティ経営企業100選」に18社、「100選プライム」として2社をそれぞれ選定した。
「新・ダイバーシティ経営企業100選」は、ダイバーシティ経営に取り組む企業の裾野の拡大を目的に、2012年度から実施しているもの。105社の応募の中から、多様な人材の能力を最大限引き出し、経営成果を上げている18社が選ばれた。そのうち、従業員300人以下の中小企業は、建設業で2社、製造業で7社、卸売業・小売業で1社、サービス業で1社の計11社。
その一つ、旭建設株式会社(宮崎県日向市)は、働きやすい職場づくりや地域に貢献する活動などを通じた人材の確保・定着の実現や、新規事業の開拓などが評価された。ダイバーシティ経営推進のために、具体的には、1.生産性向上と併せて長時間労働抑制や休暇取得の促進、健康経営の推進、2.社内の勉強会や地域でのボランティア活動を通じた人材教育の推進による地域からの高評価の獲得、3.女性や外国人、異業種出身者の積極的な採用、シニア社員の技術力の活用などにも取り組んでいる。
また、「100選プライム」として14社の応募企業の中から2社を決定した。過去の受賞企業を対象に、「ダイバーシティ2・0行動ガイドライン」に基づき、中長期的な視点からダイバーシティ経営を推進しており、特に先駆的な取り組みかどうかを選定基準としている。選定企業は別表のとおり。
詳細は、https://www.meti.go.jp/press/2019/03/20200316001/20200316001.htmlを参照。
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