日本商工会議所と東北六県商工会議所連合会が実施している「遊休機械無償マッチング支援プロジェクト」が着実に実績を伸ばしている(表参照)。
これまでに全国122の商工会議所の会員企業から5504件の登録があり、そのうち、80商工会議所の会員企業427社から提供された機械など2897点のマッチングが成立(平成27年3月3日現在)。被災地10商工会議所の会員企業308社に機械などが提供され、事業の再建に活用されている。
「遊休機械無償マッチング支援プロジェクト」は、東日本大震災の被災事業者に対し、全国の商工会議所ネットワークを活用して商工会議所の会員企業から遊休機械などを無償で提供してもらい、被災事業者とのマッチングを図るべく平成23年にスタートした。 平成26年度は、過去の実績から特に要望の多い機械を重点的にピックアップし、要望機械の需要が高いと見込まれるものづくりが盛んな被災地域の商工会議所の製造業関連の部会などで、機械の仕様やメーカー名などの詳細な情報を提供。また、仙台商工会議所の機械に詳しい震災対応相談員がフォローを行うなど、さらなるマッチングの充実を図ってきた。
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