日本商工会議所などは3月24日、来日中のジョコ・ウィドド・インドネシア大統領を招き、都内で歓迎昼食会を開催した。
乾杯のあいさつに立った三村会頭は、2月に派遣した経済ミッションで訪問したインドネシアの印象を「若者が多く、目が輝いており、将来に希望を持っている」と述べ、インドネシアの今後の発展への期待を表明。歓迎昼食会に先立ち開催されたインドネシア・ビジネスフォーラムで大統領自ら1200人の聴衆を前に講演し、インドネシアの将来性と日本からの投資を訴えたことに触れ、「インドネシアへの投資額で日本が一位になる可能性もある」との考えを示した。
また、同日の朝に行われた表敬訪問では「インドネシアが輸出拠点として国際競争力を持つためには、道路、空港、港湾などのインフラ整備や、安価で安定的な電力の供給が不可欠」と指摘。労働ビザ発給の厳格化への懸念を示すとともに、課題解決に向けたジョコ大統領のリーダーシップへの期待を表明した。ジョコ大統領は「頂いた意見を参考に、しっかりと取り組んでいきたい」と述べた。
日商は、2月に三村会頭を団長とする「訪インドネシア・フィリピン経済ミッション」を派遣。ジョコ大統領とも懇談し、早期の訪日を要請していた。
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