19年度の採用実績(全産業)については、「募集し、採用できた」は52・9%、「募集したが全く採用できなかった」は9・7%、「募集しなかった」は37・4%となった。「募集したが全く採用できなかった」企業の割合は前年度の19年4月調査と比べ、0・1ポイント減でほぼ横ばい。また、「募集し、採用できた」企業に対し、予定した人数を確保できたか聞いたところ、新卒採用は4割以上の企業が予定数を確保できなかったと回答した。
業種別では、建設業の「募集したが全く採用できなかった」割合が22・4%と、ほか4業種(製造業、卸売業、小売業、サービス業)に比べて高い。
企業からは、「売り上げ減により人件費が資金繰りを圧迫」など、今後の新型コロナによる影響への懸念が多く聞かれた。新規採用を縮小する声がある一方、採用のチャンスと捉える見方もあった。
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