各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
江津商工会議所は、明治40年創業の老舗、住京蒲鉾(かまぼこ)店の名物「ごうつの大黒天」をはじめ、石見(島根県西部)の素材を使ったクラフトビール、100%国産蜂蜜の「万花蜜(まんかみつ)」などを紹介した。「ごうつの大黒天」は地元で水揚げされたアジのすり身に唐辛子をたっぷり練り込んだ激辛揚げ天ぷら(さつま揚げ)。竹炭で黒く着色した表面も特徴的だ。創業当時と変わらず手作業でつくるすまきかまぼこ「御蒲鉾」と共に販売した。
「石見神楽麦酒(いわみかぐらばくしゅ)」は、この地域ならではの地酒をつくろうと2015年に夫婦で起業した醸造所、石見麦酒が日本遺産「石見神楽」をテーマに醸造したクラフトビール。安納芋を使ったコクのある「福舞」、石見のコメを使ったキレのある「蛇舞」、島根県産イチジクを使ったほんのりピンク色の「姫舞」の3種類がある。人気のシードル(リンゴ発泡酒)やビールに合う「イノシシ肉の黒ビール煮込み」の缶詰、レトルトカレー「レッドチキンカレー」も紹介した。
「万花蜜」は〝美と健康と地球環境を考える〟化粧品会社の子会社リセラファームが製造。採蜜時期の異なる蜂蜜やアーモンド、カシューナッツなど5種類のナッツが入った「はちみつナッツ」、どこへでも携帯できるスティックタイプの「ありがとうはちみつ」などがブースに並んだ。
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