外務省はこのほど、漫画「ゴルゴ13」の主人公、デューク東郷が中小企業向けの海外安全対策を解説する漫画をホームページで公開した。漫画では、海外における安全対策が脆弱な中小企業に安全対策を普及させるべく、外務大臣がデューク東郷に協力を要請。デューク東郷が安全対策を指南するため、世界各国に派遣される設定となっている。漫画は週1回、計13回の掲載を予定している。
外務省は、昨年7月にバングラデシュのダッカで発生したテロ事件を受け、日本商工会議所などの関係機関と連携し、海外安全情報や外務省海外旅行登録「たびレジ」(登録メールアドレスに在外公館が出す緊急一斉通報や最新海外安全情報メールが送られるサービス)の周知、安全対策セミナーの実施など、中小企業の安全対策強化に取り組んでいる。
記者発表で岸田文雄外務大臣は、「新たな切り札として『ゴルゴ13』への協力を依頼した。このマニュアルを全国に配布するなど、日本企業の安全対策を積極的に後押しする」と述べ、日本企業の海外安全対策促進への期待を表明。「ゴルゴ13」の作者、さいとうたかを氏は、「海外の日本人が犯罪などの被害に遭う危険性がますます高まっているので、日本と海外は違うということを自覚すべき」と注意喚起した。
詳細は、http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_004419.htmlを参照。
最新号を紙面で読める!