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もらってうれしい大人の手土産 筒状の管が織り成す食感に感動「あめせんべい」

あめせんべい1袋(120g)486円(税込) 賞味期限は製造日から180日(高温多湿を避けて保存) ※特等沖縄黒糖使用

毎年1月初旬に開催される「松本あめ市」。江戸時代前期から続くといわれ、ふく飴や市内各店の名物あめ、縁起物などを販売するだけでなく、時代行列なども行われ、松本の新春の一大イベントとして大変なにぎわいを見せる。松本は昔からあめづくりが盛んで、明治時代にはあめの生産高が日本一だったという。城下町・松本は“あめのまち”でもあるのだ。

市内には江戸時代創業のあめ屋が数軒、店を構えるが、思わずうなってしまったのが飯田屋の「あめせんべい」だ。見た目はその名の通り、薄いせんべいかウエハースだが、れっきとしたあめである。かむとパリッと音を立てる食感は小気味よく、口に入れるとすぐに溶けて、舌の上に爽やかで上質な甘味を残す。少し物足りないようだが、うま味は強く印象に残る。断面を見ると、筒状の管が幾重にも重なり合っている。管の大きさが不揃いなのは手づくりの証拠。これがおいしさの秘密の一つなのだ。

つくるときは、熱いうちに手でしっかりこねて長く延ばしたあめを、2人の職人があうんの呼吸で手早く交互に切って細工を施す。すると琥珀色のあめが見る見る絹糸のように白く輝き、薄く板状になるという。

〝あめ道〟の素晴らしさに乾杯!

Data

社名:有限会社飯田屋製菓(いいだやせいか)

所在地:長野県松本市大手2-4-2

電話:0263-32-1983

HP:http://iidaya.com

小林しのぶ 千葉県出身。いつも取材で世界中を飛び回っている行動派の旅行ジャーナリスト、フードアナリスト。食べた駅弁の数は5000食を超え、「駅弁の女王」とも呼ばれている。『ニッポン駅弁大全』(文藝春秋)など著書多数。

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