観光庁はこのほど、旅行・観光消費動向調査平成27年年間値(確報)の調査結果を取りまとめた。日本人国内旅行消費額は20兆4090億円で、前年比10.8%増となった。観光庁は増加の要因について、「前年(平成26年)の消費税率引き上げによる低迷からの反動増、3月に開業した北陸新幹線の開業効果や、9月のシルバーウィークの影響といった諸要因によって増加したものと考えられる」と分析している。
国内旅行消費額のうち宿泊旅行消費額は15兆8120億円(前年比13.8%増)、日帰り旅行消費額は4兆5970億円(前年比1.5%増)となった。日本人国内延べ旅行者数は6億472万人で、前年比1.6%増。そのうち宿泊旅行が3億1299万人(前年比5.3%増)、日帰り旅行が2億9173万人(前年比2.1%減)となった。
日本人国内旅行の1人1回当たり旅行単価は3万3750円で、前年比9.1%増。旅行形態別では、宿泊旅行が5万520円で前年比8.1%増。日帰り旅行が1万5758円で前年比3.6%増となった。
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