公益社団法人日本観光振興協会はこのほど、「第9回産業観光まちづくり大賞」の金賞、経済産業大臣賞など各賞を決定した。同賞は、産業観光によるまちづくりを実践している行政、商工会議所、観光協会、NPO、商店街、企業などを対象に、他の地域の模範となる優れた取り組みを表彰する制度として、平成19年から実施しているもの。
今回の金賞には、窯業、醸造業、紡績業、エネルギー産業、農業、漁業など知多半島の多様な地域産業を束ね、広域観光連携を展開し、成果を挙げている「知多半島観光圏協議会(愛知県)」が輝いた。同協議会は、知多半島5市5町の行政・観光協会・商工会議所・商工会などにより設立されたもので、半田・常滑・東海・大府の4商工会議所が参画している。
また、経済産業大臣賞には「愛媛県新居浜市」、観光庁長官賞には「新潟県三条市」、銀賞には「北海道鉄道観光資源研究会(北海道小樽市)」、奨励賞に「生野まちづくり工房井筒屋運営委員会(兵庫県朝来市)」がそれぞれ選ばれた。