日本・東京商工会議所が事務局を務める日豪経済委員会(会長=三村明夫日商会頭)は12月18日、9月にオーストラリアの首相に就任したマルコム・ターンブル首相の歓迎昼食会を都内ホテルで開催し、両国の政府関係者・経済人ら約190人が出席した。
冒頭にあいさつした三村会長は、昨年1月の日豪EPAの発効、10月にはTPPが大筋合意されたことに対し、「長年の要望が実現し、喜びもひとしお」と歓迎の意を表明。ターンブル首相が掲げる「イノベーション」「新産業の創出」について、「日本も特に力を入れているテーマ。今後さらに広い分野で日豪両国の連携・協力が進んでいく」と期待を示した。
ターンブル首相は、「人材を有効活用し、イノベーションを起こそうとしている」とオーストラリアの将来性の高さをアピール。TPPによるさらなる成長を期待するとともに、「日豪関係ほど、実りの多い二国関係はほとんどない。今こそ最良のタイミング」と述べ、日本からのさらなる投資を呼び掛けた。
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