大曲商工会議所(秋田県)は5月27日、JR大曲駅前のイベント広場で、「第1回商工会議所まつり」を開催した。まつりは、未来を担う子どもたちに地域の企業や仕事を知ってもらおうというもの。当日は晴天に恵まれ、約3500人が訪れた。
会場には、「体験」「展示」「販売」の三つのコーナーが設けられ、会員企業などが仕事や製品をアピール。体験コーナーでは子どもたちが木工品や花火玉の製作、ロボットの操作のほか、駅長やガードマンなどを体験し、ものづくりの楽しさやさまざまな仕事を学んだ。展示コーナーでは大曲技術専門校の工芸塗装作品をはじめ工業製品や工芸品を展示。中でも自衛隊の軽装甲機動車の展示は大変人気だった。
販売コーナーには27店が出店。地元名物、杜仲茶葉入りの餌で育てた「杜仲豚(とちゅうとん)」の串焼きや、岩手県宮古市から特別参加した宮古観光文化交流協会の焼きホタテが販売された。同所青年部・女性会のブースも設置されにぎわった。
会場の特設ステージでは子どもたちのダンスや衣料メーカーによるスーツ着こなし講座など多彩なイベントも実施。「花火で知られる大曲だが多様な産業を今後も継続してアピールしていきたい」と同所は話している。
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