山形商工会議所青年部(山形YEG)などは9月18日、「第28回日本一の芋煮会フェスティバル」を開催した。山形の秋の風物詩である同イベントは、直径6mの大鍋で具材を調理し振る舞うもの。山形の食文化や芋煮会を全国にアピールしようと平成元年に大鍋をつくり、以来毎年盛大に行われている。
当日は、里芋3トン、牛肉1・2トン、こんにゃく3500枚、長ネギ3500本などが鍋に投入され、約3万食分が6トンの薪で煮炊きされた。
会場となった馬見ヶ崎河川敷には、あいにくの雨にもかかわらず、市民や観光客らが大勢集まり、温かな芋煮を味わった。
この芋煮会では地産地消をうたい、材料の長ネギ、こんにゃく、牛肉、里芋などはどれも県内で生産されたものを使用。メインとなる里芋は市内の芋煮ファームで生産者と共に同所青年部のメンバーが定植から収穫まで行った。牛肉は黒毛和種の「山形牛」。それらを煮込み、お玉の代わりにバックホー(ショベルカー)ですくう豪快なパフォーマンスは今回も注目を浴びた。
河川敷では「ご当地味くらべゾーン」など他のイベントも行われ、来場者はそれぞれに楽しいひとときを過ごしていた。
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