酒田商工会議所(山形県)が開発した「傘福飴」が1日、販売開始となった。日本三大つるし飾りとしても有名な酒田の「傘福」(つるし雛)をモチーフにした手づくり組飴(金太郎飴)で、お土産などとしての販路を狙う。
同商品は、コンサルティング会社によるマーケティング調査をもとに、地域色のある商品を求める消費者のニーズを取り入れて開発されたもの。ターゲットを、特に高い関心を示す「中高年層の女性」に設定し、そのターゲットに訴求する世界観を、まゆ玉のようなかわいいパッケージで表現。飴自体にも香料などは使用せず、砂糖だけで優しい甘味に仕上げた。傘福に古くから使われている「さるっこ(猿)」「宝袋」「うさぎ」「朝顔」「桃」の5種類のデザインで、個別包装となっている。15粒入りで950円(税込)。
同所は、「随所に女性の感性を取り入れた。酒田土産の定番になればうれしい」と話している。
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