体長20㎝ほどの愛らしいウズラ。ウズラはキジ科の渡り鳥で、春夏は北海道や本州北部、冬は本州南部や九州に渡って越冬する。古くは『古事記』や『万葉集』にも登場するほど、日本人になじみ深い鳥で、江戸時代には鳴き声を楽しむために飼われていた。愛知県豊橋市あたりでは、大正10年ごろから採卵用に飼育がはじまり、今では生産量全国一位。日本一のウズラのまちとなっている。
そんなウズラ卵を使用したスイーツで、一度食べたら忘れられない、記憶に残る味が「うずらプリン」だ。手のひらにすっぽり収まる丸みを帯びたガラスの容器は、まるでウズラの体のよう。色は黄色というより白に近く、プリンにスプーンを入れるとやわらか過ぎず、しかし口の中ではなめらかにとろけて、実にクリーミーな味が広がっていく。半分ぐらいそのまま食べたら、別添えのカラメルを投入、すると、また風味にコクが出てうまい。
ウズラ卵には鶏卵の約1・5倍のビタミンB2、そして5・2倍のビタミンB12が含まれているとか。うずらプリン1個にウズラ卵が3個分使われており、美容と健康にもバッチリだ。カラメル味のほかに、抹茶味、チョコ味もあるので毎日食べたい逸品だ。
Data
社名:菓匠 華月(アイプロ有限会社)
住所:愛知県豊橋市大岩町北山367-1
電話:0532-41-7800
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