中世から連綿と続くやきものづくりのまち
備前市は、愛知県瀬戸市・常滑市・福井県越前町・滋賀県甲賀市(信楽)・兵庫県篠山市(丹波)とあわせて「日本六古窯」と称される日本古来の焼き物・備前焼の産地です。備前焼とは5世紀ごろに成立した須恵器(すえき)と呼ばれる陶器をルーツに持ち、釉薬(うわぐすり)をつかわず絵付けもしない、固く焼き締めた赤みの強い焼き肌が特徴的な焼き物です。 伊部(いんべ)は、田土(ひよせ)と呼ばれる珪酸分を多く含む良質の粘土が産出した備前焼の中心地で、伊部駅周辺には備前焼の窯元が点在しています。煉瓦(れんが)づくりの赤い煙突や備前焼の屋根瓦が目を引くまち並みは、長い歴史を感じさせるどこか懐かしい光景です。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
備前商工会議所 観光担当 大井 祐史
伊部駅前の双葉食堂は、定食からお好み焼き、丼まであり、昔ながらの佇まいを今に伝える食堂です。メニューはなんと約100種類!人気は豚玉とホルモンうどん。季節のカキ入りお好み焼きも評判。家庭的な雰囲気で長年地元に愛されている名店です。
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