能代商工会議所(秋田県)などは8月2~4日の3日間、能代七夕「天空の不夜城」を開催した。天保の時代(1800年代)から実施している地域伝統の祭りで、かつては大型の灯ろうがまちを練り歩き、夏の風物詩として根付いていた。しかし、社会環境の変化により、次第に灯ろうが小型化していった。
平成25年、電線の埋設などに伴い再び大型灯ろうが運行可能となった。観光振興による地域活性化を目的に、明治時代の文献と写真を元に当時の大きさ(17・6m)で「嘉六(かろく)」が復活。今年は3日間合計約17万人の来場者でにぎわいを見せた。
当日は、「嘉六」のほかに、高さ日本一の城郭灯ろう「愛季(ちかすえ)」(24・1m)などが登場。真夏の夜を鮮やかに彩った。
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