国土交通省はこのほど、訪日外国人の国内での移動を分析することができるデータ(FF‐Data:Flow of Foreigners‐Data、エフエフデータ)を2015、16年の2カ年分公表することを発表した。FF‐Dataは、観光庁の「訪日外国人消費動向調査」、航空局の「国際航空旅客動態調査」などの調査結果を組み合わせ、訪日外国人の年間(四半期別)での国内流動量を推計。都道府県間の流動量、移動の際の利用交通機関、周遊ルートや訪日外国人属性(国籍、目的、来訪回数、旅行手配方法(団体/個人))などの把握、そして流動と国籍など各属性を組み合せた分析が可能となっている。
国土交通省では、「例えば、特定の都道府県に着目した際の隣接県からの流動を利用交通機関別や国籍別に分析したり、入国空港から出国空港までの訪問地を分析したりできる」と、観光地のプロモーションを行う際の連携すべき交通事業者や地方公共団体の選定など、インバウンド戦略立案への活用に期待を寄せている。
詳細は、http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo23_hh_000083.htmlを参照。
最新号を紙面で読める!