~地域に貢献するチャンス~
昭和56年11月11日、群馬県前橋市で「全国商工会議所青年部連合会第1回全国大会」が開催された。日本YEGではこの11月11日を「YEGの日」と定め、同一の日に各単会が独自に地域へ貢献する事業を行うことを推進。YEGブランドを積極的に外部発信することで、その存在感を高め、メンバー増強や帰属意識・連帯感の高揚にもつなげている。今年度、5年目を迎えることとなる「YEGの日」。各地域で活動するYEGがこの日、どのような活動をしているかを紹介する。
各単会の特色を生かしYEGの日で全国を笑顔に
さいたまYEG 埼玉県
単会のメンバー数日本一を誇るさいたまYEG。500人を超えるスケールメリットを存分に生かした活動を通し、豊かで住みよい郷土づくりに貢献している。
今年度のYEGの日には、会長スローガン「一心」を形にし、「オールさいたま」の機運を醸成するため、「大運動会」を開催する。メンバーの家族を招き、スポーツを通じて交流を促進。絆を深め、さらなる関係深化を図る一大交流イベントとなるように企画した。同YEGは、「いつの日か、『YEG運動会全国大会』を実現させたい」と意気込んでいる。
赤平YEG 北海道
赤平YEG現在、19人のメンバーで構成。今年度のYEGの日には、平成27年から継続している「まちを元気にする景観事業」を開催する。駅前通りにある街路樹や空き地にイルミネーションを設置し、活気にあふれるまちをつくりだす。
ほかにも、季節事業として、春には美化事業である駅前広場のガーデニング、夏には中心部の飲食街通りを歩行者天国にし、食を中心としたイベント「食彩広場」を開催。さらに、地域の仕事を子どもたちに紹介するキャリア教育事業なども開催し、地域活性化のために日々貢献している。
守口門真YEG 大阪府
守口門真YEGのメンバーは116人。中小規模の製造業や、個人経営の飲食店が多いことが特徴だ。
同YEGでは、YEGの日にあわせて、鹿児島YEGとのビジネス交流を実施。平成14年度に行われた日本YEG全国大会守口門真大会開催時の日本YEG会長であった大脇唯眞氏(鹿児島YEG)がつないだ縁で、25年度から毎年輪番でお互いの地域に赴き交流を深めている。28年度には「フレンドシップ協定」を手交。災害時の支援協力も視野に入れ、後生のメンバーにもこのつながりを広めていきたいとしている。
福江YEG 長崎県
長崎県の最西部に位置する五島市。農業・漁業ともに盛んで、島全体の景観も非常に美しく風光明媚な地形上の特性を持っている。
福江YEGは、郷土に対する思いが非常に強いのも特徴の一つだ。地域の子どもたちに環境保全の意識を高めてもらおうと、YEGの日などに福江川清掃活動「ごみゼロ大作戦」を実施。地元の小学校の年間カリキュラムに組み込まれるほどに成長している。また、メンバーの仕事を身近に感じてもらう「お仕事体験隊」も、郷土愛醸成のための事業となっている。
最新号を紙面で読める!