日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2017年5月の訪日外客数が前年同月比21・2%増の229万5千人で、5月として過去最高となったことを発表した。1月から5月までの累計は1141万1千人となり、これまでで最速のペースで1000万人を超えた。
JNTOでは、「昨年4月に発生した熊本地震による需要減退の反動増や、航空座席供給量の増加を背景に、韓国では80%を超える好調な伸びを記録し、訪日外客数全体を牽引(けんいん)した。また、香港の端午節や東南アジアの学校休暇をはじめ、旅行需要の高まる時期に向けて実施した訪日旅行プロモーションの効果も追い風となった」と分析している。
国・地域別では、インドが単月として過去最高を記録。18カ国・地域(韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)が5月として過去最高となった。
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