日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2017年7月の訪日外客数が、前年同月比16・8%増の268万2千人で、単月として過去最高となったことを発表した。これまでの単月の過去最高は、2017年4月の257万9千人だった。
JNTOでは、「多くの市場で夏期休暇シーズンを迎え、旅行需要が高まる中、航空路線の新規就航や増便、訪日クルーズの就航が訪日者数増加の追い風となった。さらに、この時期の需要獲得に向けて進めてきた訪日旅行プロモーションも訪日意欲を後押しした」と分析している。
国・地域別では、東アジア4カ国・地域(韓国、中国、台湾、香港)が単月として過去最高を記録。11カ国(シンガポール、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン)が7月として過去最高となった。祝日の変動や減少などを受けて、東南アジアを中心に需要が伸び悩んだ国もあったが、ピークシーズンを迎えた東アジア4カ国・地域が全体を大きくけん引したことも影響し、訪日外客数全体としては堅調に推移した。
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