日本商工会議所と全国商工会議所女性会連合会(全商女性連)は8日、「第16回女性起業家大賞」の受賞者を発表した。最優秀賞には、農プロデュースリッツ(新潟県小千谷市)の新谷梨恵子代表が輝いた。新谷氏は6次産業化やアグリサポーターなどを通じた地域の農家の支援と並行し、カフェなどで農家と地域住民をつなぐ活動を展開していることや、自身の夢を地域全体の夢に変え、多チャンネルから地元農産物のブランド化、まちおこしにつなげていることが高く評価された。
スタートアップ部門(創業5年未満)の優秀賞は、メード・イン・ジャパンにこだわった化粧品の企画・販売などを行っている株式会社デキャンタージュ(福岡県福岡市)の小林由紀代表取締役、グロース部門(創業5年以上10年未満)の優秀賞は、子ども向けの竹製食器の製造販売や料理教室などを展開しているFUNFAM株式会社の藤岡康代代表取締役(東京都港区)が受賞した。 女性起業家大賞は、女性ならではの視点で、革新的・創造的な企業の創業や経営を行い、事業を成功させている女性起業家を顕彰し、奨励・支援することを目的として平成14年にスタート。今回は最優秀賞と優秀賞の3人のほかに、奨励賞4人、特別賞3人、計10人が選ばれた。
最優秀賞と優秀賞を受賞した3人は、10月7日に北海道札幌市で開催される全国商工会議所女性会連合会北海道全国大会で表彰される予定となっている。
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