真岡商工会議所青年部は8月15日、真岡市内中心部を流れる行屋川にて同YEGの一大イベントである「真岡の灯籠流し」を開催した。すでに同市の伝統行事として定着しているこのイベントは、今年で第20回目を迎えた。
今年は晴天に恵まれ、市内外から約2万人が来場した。今年からの新たな取り組みとして、竹に穴を開けて明かりを灯す「竹灯り」の作製と、幅広い年齢層の来場者に、ゆっくりと座ってイベントを楽しんでもらおうと、100脚の椅子を用意した。どちらも大変好評で、来年もぜひ継続してほしいとの声も上がった。
当日は終戦記念日でもあり、お盆の中日にもあたるため、灯籠には先祖供養や平和への祈り、さらに自分の夢などが書き入れられた。その後、ゆっくりとグリーンライトに照らされた行屋川の水面に流され、ぼんやりとろうそくの火に輝く灯籠を、訪れた人たちで見送った。明かりの灯った灯籠が川面を流れる様子に、来場者は足を止めて眺めたり、写真を撮ったりと、思い思いに夏の一夜を楽しんだ。
同YEGは、「来年もぜひ真岡の灯籠流しを楽しみにしていただきたい」と話している。
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