日本・東京商工会議所に事務局を置く日西経済委員会(佐々木幹夫委員長・日商特別顧問)は17日、カウンターパートである西日経済委員会(マヌエル・テルエル・スペイン商工海運会議所最高評議会会頭)と都内で第24回合同委員会を開催、日本・スペイン両国から約150人が参加した。会合には、来賓としてハイメ・ガルシア=レガス商務長官、ミゲル・アンヘル・ナバロ駐日スペイン大使、林肇外務省欧州局長、鈴木英夫経済産業省通商政策局長らも出席。安倍晋三首相からのメッセージも紹介された。
合同会議では、「日本とスペイン・未来に向けた二国間連携」をテーマに、「日本・スペイン企業の中南米など第三国市場での事業展開」「インフラビジネスの現状と展望」などのテーマで意見交換。現在交渉中の日本・EU間のEPAのEU側交渉官であるガルシア=レガス商務長官からは、「日本EUEPAを見据えたスペイン・日本の経済関係」と題して基調講演が行われ、早期締結に向けた双方の具体的な課題などが示された。
あいさつした佐々木委員長は、両国企業がその知見と強みを生かして、中南米やアジア地域などの第三国市場で協業・連携を強化していくことについて、特にインフラ分野が有望との考えを表明。成功事例を共有することで、さらなる協業分野の拡大と案件の増加に期待を表明した。
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