簿記、リテールマーケティング(販売士)、日商PC(文書作成、データ活用)検定試験の合格者の中から、平成27年度最優秀者5人の横顔を紹介する。
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簿記
簿記は、企業の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技術。多くの企業が社員に対して資格取得を奨励しているほか、大学や短大の推薦入試、単位認定の基準にも採用されている。
段 秀樹氏
第140回1級・平成27年6月14日施行
最後まで諦めない自分に成長
大学の商学部で会計について学び公認会計士を目指している段さん。公認会計士試験における勉強の中期的な目標として、また、簿記に関する実力の向上のために受験した。
「目標のために最後まで諦めない自分に成長できた。今後は簿記検定で学んだ内容を生かしていきたい」と喜びを語った。
野本 拓氏
第141回1級・平成27年11月15日施行
論理的に考えて行動するように
公認会計士試験合格を目指す専門学校生の野本さん。自身のレベルアップと知識の足場固めのために受験した。
「資格取得を通じ、物事を理論的に考えて行動する習慣が身に付いてきた。簿記検定で修得した実力をさらに伸ばし、公認会計士試験合格を目指したい」と抱負を語った。
リテールマーケティング(販売士)
リテールマーケティング(販売士)は、流通業界において唯一の公的資格。販売技術や接客技術はもちろん、販売促進のための企画立案や在庫管理、マーケティングにいたるまで、幅広く実践的な専門知識が問われる。
平尾 朋子氏
第43回1級・平成28年2月17日施行
利益を上げる仕組みをつくる
大手通信販売会社に勤務している平尾さん。会社で資格取得を奨励されていることもあり受験した。
「学習を通じ、さまざまな会社の『利益を上げる仕組み』がどうなっているのか考えるようになった。今後は、新たな『利益を上げる仕組み』を創造できるようになりたい」と目標を語った。
日商PC
日商PCは、ITを活用して、いかに効果的・効率的に仕事を進められるかという、企業実務に即した観点から出題。ビジネス文書作成能力や業務データ分析・活用能力、プレゼン資料の作成能力を高められる。
永山 樹里氏
1級(文書作成)・平成27年10月4日施行
就職活動でスキルを証明
大学で社会学を専攻している永山さん。就職活動でビジネス文書の作成スキルを証明したいと考え受験した。
「文書の作成スキルだけでなく、ビジネス知識も身に付けていることを就職活動でのアピールポイントにし、就職後は修得した知識や技術を実践で生かせる即戦力として活躍したい」と意欲を語った。
東 英和氏
1級(データ活用)・平成28年2月21日施行
市場分析や事業計画に生かす
紳士服などのファッション商品の企画・販売を行う企業に勤務する東さん。パソコンスキルの向上による業務効率化の必要性を感じ受験した。
「今後は、受験を通じて学んだことを、市場分析や事業分析、事業計画の作成などの業務に生かしていきたい」と意気込みを語った。
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