日本商工会議所は17日に開催した第636回常議員会・第242回議員総会に内閣府の西村康稔副大臣を招き、「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)、「日本再興戦略」改訂2014について話を聞いた。
骨太の方針について西村副大臣は、50年後に1億人程度の安定した人口構造を保持する目標を政府として初めて示したことを強調。前向きにチャレンジする個性を生かした地域における集約・活性化を進める考えを表明した。「ローカル・アベノミクスを通じ、成長戦略の成果を全国津々浦々までお届けする」と述べるとともに、少子化と人口減少克服を目指し、総合的に政策を推進していく考えを示した。
今回改訂した日本再興戦略については、地域活性化の実現に向けた施策の充実を約束し、地域人材バンクの創設、創業や新事業展開支援の拡充、事業承継の円滑化、地域経済活性化支援機構(REVIC)を活用した地域の核となる中堅企業への支援の充実などを強調。マイナンバーの活用による行政サービスの効率化、社会保障の重点化・効率化などにも触れ、新成長戦略への理解を求めた。
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