日本商工会議所など経済5団体は1日、来日中のナレンドラ・モディ・インド首相を招き、都内で歓迎昼食会を開催した。会合には、日商のほか日印経済委員会、経団連、経済同友会、日本貿易会の幹部、モディ首相の来日に同行していたインド工業連盟の首脳ら両国経済界の代表約220人が出席した。
昼食会で、モディ首相は、日本からの投資促進に向け、首相府に「ジャパン・デスク」の設置や窓口の一元化などの規制緩和、行政手続きの改善に努力していくことを明言。グジャラート州首相時代に外資誘致に成功した実績を示し、「国としても同様の環境を整える」と意欲を示した。
昼食会であいさつした日商の三村会頭は、モディ州首相時代のグジャラート州について、「民間活力を活用した経済政策や投資誘致策により、電力不足が存在しないなど、インフラが整備された州として有名だった」と指摘。「モディ首相は、こうした手腕をインド経済全体のかじ取りでも発揮されると確信している」と述べ、モディ首相のリーダーシップに期待を表明した。
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