日本商工会議所の三村明夫会頭は5月24日、定例の記者会見で、消費税の引き上げについて、「将来の日本経済の順調な発展のために必要」と強調。「足元の景気動向もリーマンショックに比べれば良い状況。世界全体として経済情勢はそれほど危機的な状況になっていない」と述べ、改めて引き上げの必要性を訴えた。
また、景気対策としての財政出動について、「今の日本に必要なのは、財政出動よりも徹底して構造改革を進め、潜在成長力を高めること」と主張。仮に政府が財政出動をするとしても、「例えばインフラ投資のように将来の日本の成長率を高めるような支出を徹底してほしい」と注文を付けた。
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