田辺・坂出・須崎・燕商工会議所
各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
田辺(和歌山県)、坂出(香川県)、須崎(高知県)、燕(新潟県)の4商工会議所は、合同で出店。それぞれの名産品をPRした。
田辺商工会議所は、梅干専門店・不動農園の「まいちゃん家の紀州南高梅」シリーズや、天日塩のみで漬け込み、天日干しで仕上げた昔ながらの梅干「愛情白干梅」などを販売。自家用やお土産にぴったりの逸品だ。また日本酒を煮詰め紀州南高梅を加えた江戸前調味料「紀州いり酒」、同所が農商工連携でサポートした「熊野米プロジェクト」から生まれた「熊野米パン」「熊野米リゾット」なども紹介した。
坂出商工会議所は、名物のさぬきうどんやうどん手打ちセットをはじめインターネット販売で人気の「だし醤油」、骨付きの鶏ハムを販売。また、結婚式の引出物に用いられる香川伝統の餅菓子「おいり」などもブースに並び、美しい色が目を引いた。
須崎商工会議所は、高級珍味といわれるからすみを販売。天然の沖ボラの卵巣を塩漬けし、天日干しで乾燥させたもので、大正10年創業の老舗が独自の製法で仕上げた逸品だ。酒のさかなやパスタにからめるなどの食べ方もアピールした。
燕商工会議所は、新潟県内でしか作付けが許可されていない紫黒もち米「紫宝」を販売した。工業製品で知られる燕市だが、同所が中心となり紫宝を使った特産品づくりを推進。農商工連携による「HIEN(ひえん)」ブランドが誕生した。健康志向の女性などに向け、PRを行っている。
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