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100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 手づくりのお菓子の温かさを伝え続ける 対面からオンライン販売にシフト

九重本舗玉澤

宮城県仙台市

「九重」を入れたコップに湯または水を注ぐと、1分ほどで粒が浮き上がり、ぶどうやゆず、ひき茶の香りが漂ってくる

店の名前が横丁の名称に

「独眼竜」の異名でも知られる伊達政宗公が開府し、城下町を築いた仙台に、延宝3(1675)年、第四代仙台藩藩主・伊達綱村公から招きに応じて玉澤伝蔵が近江国(現在の滋賀県)から来府した。そして、伝蔵が城下町の商業の中心地である国分町で仙台藩の「御用御菓子司」として開業したのが、九重本舗玉澤の始まりである。以来、350年近くにわたり、仙台で菓子づくりを続けている。

「伊達家は代々、茶の湯に力を入れており、そこで、京都に近い近江から伝蔵が呼ばれたものと思われます。伝蔵が近江で何をしていたかは分かっていませんが、おそらくはお菓子づくりをしていたものと思われます」と、第十四代当主を務める近江貴生さんは語る。

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