日本商工会議所の三村明夫会頭は7月29日、日本と中国の大学生が交流を深める「日中学生交流事業」で日商を訪れた両国の大学生ら10人と懇談した。
同事業は、上海日本商工クラブの役員会社を中心に運営。将来の日中関係を担っていく青少年が、文化・社会・経済に直接触れ合う交流プログラムを実施し、広く両国の相互理解の促進につなげるとともに、日系企業を取り巻く事業環境や日系企業に対するイメージ向上を図ることが狙い。参加学生から三村会頭訪問について希望があり、懇談が実現した。
三村会頭は、「個別企業同士では、長い年月の中でも友好関係は壊れずに続いている」日本と中国企業の連携について説明。「政府レベルでも手と手を携えて協力してほしい」と両国政府の関係改善に期待を寄せた。
また、日本と中国の中小企業の交流促進に関して、「中小企業が海外進出をする上での弱みは、海外進出の経験を持っている人がいないこと」と指摘。商工会議所として、関係機関と協力しながら、海外進出のノウハウを中小企業に提供していきたいと述べた。
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