日本・東京商工会議所が事務局を務める日本・スリランカ経済委員会(委員長=関忠行・伊藤忠商事顧問)は5日、都内でラニル・ウィクラマシンハ・スリランカ首相との昼食懇談会を開催した。
冒頭あいさつした関委員長は、スリランカについて、近年の高い経済成長率、欧州・中東とアジアを結ぶ要衝に位置する地理的優位性、中間層や富裕層による購買力がある国内消費市場などを挙げ、「多くのポテンシャルを秘めている」と強調。「投資は、今後ますます増えていく」とスリランカの将来に期待を寄せた。
ウィクラマシンハ首相は、「周辺国とのFTA促進、EUとの特恵関税制度の枠組みを進めるなど、世界のバリューチェーンに競争力のある国として参画していきたい」との考えを表明。金融制度の改革をなどに意欲を示すとともに、日本からのさらなる投資の促進を呼び掛けた。
最新号を紙面で読める!