全国商工会議所女性会連合会(全商女性連)は9月18日、感動・変革に挑戦する女性起業家を表彰する「第14回女性起業家大賞」の受賞者を発表。託児付きの女性のお出かけ支援サービスを行っている「株式会社ここるく(東京都目黒区)」の山下真実代表取締役が最優秀賞に輝いた。また、スタートアップ部門(創業5年未満)の優秀賞は、女性起業家を対象としたシェアオフィスを企画・運営する「株式会社ビズホープ(静岡県三島市)」の寺田望代表取締役、グロース部門(創業5年以上10年未満)の優秀賞は、高齢者介護事業を展開する「株式会社どりーむ(埼玉県児玉郡)」の小出操代表取締役が受賞した。
最優秀賞の「株式会社ここるく」は、レストランなどの店舗と提携し、託児を担う保育者と提携店舗内に託児用スペースを提供することで、母親の子育てしやすい環境づくりを支援。母親には、子育て期間中にリフレッシュできる「自分の時間」を、子どもには、子ども本位に楽しめる「子どもの時間」を、提携店には、アイドルタイム(一日の中で集客が見込めない時間帯)の有効活用と新たな顧客層とのマッチングを提供している。
女性起業家大賞は、女性の視点で、革新的・創造的な企業の創業や経営を行い、事業を成功させている女性起業家を顕彰し、奨励・支援することを目的として平成14年にスタート。今回はスタートアップ部門24件、グロース部門15件の応募があり、最優秀賞と優秀賞の3人の他に、各部門の奨励賞、特別賞で7人、計10人の受賞者が決定した。23日に石川県金沢市で開催される全国商工会議所女性会連合会石川全国大会では、最優秀賞・優秀賞を受賞した3人が表彰される予定。
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