仙台商工会議所(宮城県)とみやぎ仙台商工会、仙台市は「想(おも)いやり」を合言葉に「感染症対策・地域経済循環プロジェクト」を実施している。新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐためには「〝もし自分が感染していたら〟〝大切な誰かが感染症にかかったら〟を想像し、店(企業)と利用者双方が〝感染を拡大させない〟との気持ちを持って互いに思いやることが必要」との理念の下、「想」の字を当てた「想いやり宣言」を8月24日に発表。基本的な感染症対策の徹底・継続と地域経済再生の両立を目指す。
具体的には「感染防止・想いやり宣言」をうたったポスター、ステッカーを作成、同所と商工会会員約1万2千事業者と両者の非会員も含めた市内の飲食店1万店に配布した。名刺などに利用できるロゴマークもウェブサイトで公開している。また、イラストを多用してホテルや飲食店向けに対策の方法を解説した市作成の「感染拡大防止ガイドブック」もプロジェクトの一環として公開中だ。
今後は、ホテルや飲食店の応援事業も行いながら地域の経済循環を促していく予定。同所は、「地元経済の回復に向けて、まずはまち全体に感染拡大を防ごうという思いやりの心を広げたい」と話している。
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