天童商工会議所(山形県)は6月21日、「天童まちなか大学」の開校式を行い、翌22日より各講座が開講した。まちなか大学は、商店街の店主らが教授(講師)となって暮らしに役立つ知識を教えるミニ講座。平成24年に開始以来、年2回実施している「天童まちなかゼミナール」が10回目を迎えたのを機に名称を新たにし、天童市の山本信治市長が学長に、同所の加藤昌宏会頭が理事長に就任した。
当初15講座だった講座は毎回好評で、前回は46講座、受講者は406人と拡大している。今回は50講座が開設され、受講者もさらなる増加が見込まれている。
講座内容は美容・健康、趣味、暮らし、料理など多彩。新たに商店同士がタッグを組んで行う「コラボ講座」と、期間中5講座を受講すると天童商工マイスターに認定される「単位取得(スタンプラリー)」などの要素が付加された。 マイスターには同所より登録証明証を進呈し、10月開校予定の後期講座の1講座に材料費無料で招待する。
6月21日に行われた開校式で加藤会頭は、「この取り組みを、商店街の魅力の再発見につなげてほしい」と期待を込めた。天童まちなか大学は、今月31日まで開催している。
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