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伝えていきたい日本の技 sufuto

清原織物(きよはらおりもの)(滋賀県守山市)

上段左からふくさ、守り袋(ポーチ)、名刺入れ、下段は命名指輪。ブランド名は「縁起の良い布=寿布(すふ)」に由来しています (撮影:加藤正博)

今月は、伝統的な綴織(つづれおり)の技術を生かして「祝いの品々」を展開するブランド、「sufuto(すふと)」をご紹介します。

綴織は世界各地で古くから見られ、4000年以上の歴史を持つ織物で、日本では奈良飛鳥時代にシルクロード経由で伝わり、根付いたとされています。爪掻(つめがき)という独特な技法により繊細なグラデーションや奥行きのある表現を得意とする綴織は、舞台の緞帳(どんちょう)や着物の帯、結納儀式用のふくさなどに用いられ、ハレの場における最上の布として扱われてきました。

室町時代から綴織を手掛けている清原織物では、この織物を百年後も「縁起の良い布」として残していくために、新たな市場として個人向けに祝いのための布という特性を生かしたブランド、sufutoを創設。日本らしい簡素な美を表現するため色の選定に特にこだわったシンプルな品々は、国境を越えてさまざまな人の特別な日を彩っています。

お問い合わせ

清原織物

TEL:077-583-5711

HP:https://www.sufuto.jp/

※月刊石垣2021年2月号に掲載された記事です。

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