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伝えていきたい日本の技 南部鉄器「Palma」

及源鋳造(おいげんちゅうぞう)(岩手県奥州市)

ティーポットとウォーマー(スタンド)、プレート2種。Palmaとはヤシのことで、ポットのつまみの形はヤシの木をモチーフにしています (撮影:加藤正博)

今月は、岩手県の伝統工芸品である南部鉄器の新たな姿を見せるブランド、Palma(パルマ)をご紹介します。

南部鉄器には二つのルーツがあり、奥州市水沢地区と盛岡市を中心に鋳物技術を培ってきました。原型に砂を押し当てて型をとり、そこに溶けた鉄を流し込んでつくりあげる南部鉄器は、非常に耐久性が高く、蓄熱性も良いことで知られています。

1852(嘉永5)年に創業した及源鋳造は、東日本大震災で自社も打撃を受ける中、被災地からの思いを込め、プロダクトデザイナーのジャスパー・モリソンとのコラボレーションに挑みました。素材感が美しい鋳肌(いはだ)と、実用を前提とした無駄のないデザインが融合したPalmaは、これまでの南部鉄器とは一線を画すモダンなテーブルウエアや調理器具を展開し、日本の美意識や伝統技術を広めるジャパンクリエイティブの第一弾プロジェクトとしても脚光を浴びています。

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