日商 Assist Biz

更新

伝えていきたい日本の技 「おおてらのミニ干支」

大寺幸八郎商店(おおてらこうはちろうしょうてん)(富山県高岡市)

1年に1種ずつ発売され、12年かけて勢ぞろいした銅製十二支。黒、茶、肌の3色展開で、銅の風合いを楽しめます(撮影:加藤正博)

今月は、高岡市の伝統工芸である高岡銅器の技術を生かした、小さな干支(えと)の置物をご紹介します。

加賀藩の二代目藩主・前田利長は地場産業を育てるため7人の鋳造師を当地に招き、金物の生産を奨励しました。当初、鍋など鉄器から始まった高岡の金物産業は、やがて美術銅器や仏具の生産へと発展し、高岡銅器として広く知られるようになります。現在でも、銅器の全国生産額の9割以上は高岡市が占めています。

干支の置物といえば床の間などに飾る大きなものが主流ですが、現代の暮らしによりなじむものをと、大寺幸八郎商店がデザイナーの林悠介さんと手掛けたのが「ミニ干支」です。大きいものでも高さ5㎝ほどのサイズでありながら、丁寧に造形された愛嬌(あいきょう)のある姿と、銅ならではの色合いや重厚感が楽しめるミニ干支は、一年を通じて置いておける縁起の良いオブジェとして人気を集めています。

この記事は無料会員限定の記事です。

無料会員登録をすると続きを読めます。

無料会員の方はログイン

前の記事

大橋量器

今月は、ポップなペイントを施すことで木枡の新たな可能性を提案するカラー枡(ます)をご紹介します。大垣市の枡産業は、明治時代の中ごろに枡づくりの職人が技術を持ち込んだこ…

関連記事

露木木工所

今月は、多様な天然木のぬくもりを身近に楽しむことのできる箱根寄木(よせぎ)細工の「合子(ごうす)」をご紹介します。箱根の山々は樹種が多く、平安時代から木工芸が発達した地…

三光製作

今月は、抗菌めっきを施し、富士山をモチーフにした「抗菌富士」シリーズのしおりをご紹介します。長年めっき加工会社としてさまざまなめっきを請け負ってきた三光製作は、2013…

大橋メリヤス

今月は、メリヤス編みを得意とする大橋メリヤスが展開する編物ブランド「Amiza(アミザ)」をご紹介します。奈良時代には朝廷に絹を納め、徳川家康に軍旗を献上するなど、古くか…