春日井商工会議所(愛知県)と春日井市観光コンベンション協会、春日井市商店街連合会の3者は、専用アプリで市内店舗の予約やデリバリーができるサービス「かすがいGOGO!」事業の実証実験を1月18日に開始した。
同事業は、新型コロナウイルス感染症の流行により社会全体の仕組みが大きく変化する中、〝春日井独自のECモール〟を構築することで、地域課題を解決するとともに、「地産地消」「モビリティーと次世代サービス」「キャッシュレスによる地域通貨」を考える基盤づくりを目指すもの。3者で実行委員会を立ち上げ、事業構築を進めている。
実証実験中のデリバリー対象地域はJR勝川駅周辺で、対応時間は午前11時から午後8時。専属の配達員が店に代わって料理や日用品などを電動の3輪バイクで届けてくれる。予約は24時間対応。利用するには、専用アプリ「かすがいGOGO!」をスマートフォンにダウンロードする。
アプリでの登録店は3月12日時点で22店舗。飲食店のほか、ふとん店や旅行代理店、英会話教室などが参加している。配達は同所会員企業に委託しており、料金は1回300円(税込み)だ。
同実証実験は6月30日まで実施する予定。4月以降は新会社を立ち上げ運営する。今後は「地域通貨」との融合なども検討しながら市内全域での実施を目指すという。
最新号を紙面で読める!