福山商工会議所(広島県)はこのほど、伴走型支援などの事例をまとめた「支援実例集」を発行した。会員企業向けに、商工会議所の支援内容を広く周知するとともに事業者の取り組みを紹介し、同様に課題を抱える事業者に参考にしてもらうことが目的だ。
同所では、事業所ごとに担当者を決め、金融相談、経営計画策定、補助金申請、フォローアップなどを行う伴走型支援を実施しており、その事例を会報誌「商工ふくやま」で紹介している。今回は、2017年7月号から20年11月号までに紹介してきた24社の事例を掲載し、一冊にまとめた。
冊子では、「相談にのってもらうことで自社の強みや特徴など他社にない良さに気付いた」「一人で考えるだけでは難しく外部の人に客観的に聞いてもらうことが大切だと思った」などの支援を受けた事業者の感想も掲載。同所が行っている市場動向や客層の分析、事業展開などにおける支援の成果も分かりやすく紹介している。
同所の担当者は、「この冊子をきっかけに当所の支援を利用してもらい、地域活性化につながれば」と期待を込める。
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