八王子商工会議所(東京都)は、同所ホールで新型コロナウイルスワクチンの職域接種を7月7日に開始した。
樫﨑博会頭の強いリーダーシップの下、コロナ禍克服に向けて、酒食を供にする事業者やタクシー事業者など厳しい経営環境にある中小企業を優先的に1日当たり300人×20日間で6000回の接種を見込んで実施した。受付から会場案内まで同所の職員を中心に対応し、青年部が駐車場案内に協力するなど、商工会議所総掛かりで運営。第1回目の「職域接種」は7月16日まで実施し、会員企業683社延べ3000人の接種が終了した。
地域経済の活性化を後押しするため、2回目の接種終了後には、商工会議所独自のワクチン接種証明書を発行する予定。接種会場では、「商工会議所のワクチン接種証明書を車内に掲示することで、お客さまが少しでも安心して利用いただける」など、タクシー運転手らから同所の職域接種に感謝する声が多数寄せられた。
同所の担当者は、「国内全体の接種の加速に地域経済団体としても可能な限り協力し、少しでも早いワクチン接種を望む会員事業所に応えたい」と話している。
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