村上商工会議所青年部(新潟県・村上YEG)は、廃校になった市立小学校の利活用イベント「上小 ワンデイ復活 グラウンドキャンプ」を8月8、9日に開催した。同イベントは、旧小学校周辺地域の活性化事業を手掛ける同YEGが3年前の統合で跡地となっていた小学校に着目。学校跡地活用に向けての可能性を模索し、子どもたちと地域に明るい話題を提供しようと、海水浴も楽しめる海沿いの立地の良さを生かし、当時の在校生による廃校後の活用プランの一つだった「キャンプ場」を実現させた。
キャンプ当日は、移動スーパーによる出張販売も実施した。利用者は、「コロナ禍で旅行できないが、近場でキャンプができて旅行気分を味わえた」「今回だけでなく、またイベントを開催してほしい」などと高評価。利用者の声を参考に、常設キャンプ場としての可能性を検討していくとともに、今後の利活用策として10月3日には校舎を活用したイベントを企画しているという。
同イベントの実行委員長は、「2年間使われていなかった校舎とグラウンドに、1日だけとはいえ民間の力を主体として子どもたちの笑い声が戻ったことはとても意義あることだと思う」と話している。
詳細は、https://yeg.ac-cr.jp/を参照。
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