旭化成
前橋商工会議所が展開している前橋市内の製造者の経営者グループ「ものづくり指南塾」は、医療従事者の負担軽減に役立ててもらおうと前橋市医師会とともに、新型コロナウイルスワクチン接種用の注射器トレー「スタンバイ・トレー」を開発した。
ワクチンを安全に持ち運びできるよう、軽くて衝撃に強い発泡スチロール性の素材を使用したほか、同医師会からのアドバイスでさまざまなタイプの注射器に対応できるようにするなど工夫を凝らしている。
7月には、同塾から同医師会に出来上がったトレーを300セット贈った。現在、製造元の旭化成で販売も開始している。
「コロナワクチンのみならず、インフルエンザワクチンや病院内の通常の注射にも対応できる注射器トレーを開発しました。医療現場の最前線でご尽力されている医療従事者の皆さまに心より感謝申しあげるとともに、わずかでもお手伝いできれば幸いです」と同塾会長でもある旭化成の代表取締役社長・梶徹也さんは語る。
お問い合わせ
旭化成株式会社
所在地:群馬県前橋市西大室町1257-3
電話:027-268-2321
HP:https://www.asahikasei-kk.co.jp/
※このコーナーは不定期で掲載します。
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