文化庁はこのほど、地域で受け継がれている食文化を〝100年続く食文化〟として認定・登録する「100年フード」、および食文化に関する学びや体験の提供に取り組む博物館・施設などを認定する「食文化ミュージアム」の認定団体、施設などを決定し、発表した。これらの取り組みは、日本の多様な食文化の継承・振興への機運醸成を目的に同庁が昨年から推進しているもの。公募を行い、応募団体などについて有識者委員会による審査を経て、基準を満たした団体・施設などを認定した。
100年フードは、地方自治体、協議会、食関連団体、観光協会・DMO(観光地域づくり法人)、民間団体などを対象に「伝統(江戸時代から続く郷土の料理)」「近代(明治・大正に生み出された食文化)」「未来(目指せ、100年!)」の3部門で募集。今回は、全体で212件の応募があり、131件を認定、有識者の評価が特に高かった15件を有識者特別賞とした。特別賞には、秋田県の鍋料理「きりたんぽ」(秋田名物本場大館きりたんぽ協会、伝統部門)、静岡県の「静岡おでん」(静岡おでんの会、近代部門)などが認定された。
また、食文化ミュージアムは80件の応募から70件を認定した。
詳細は、https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/93672801.htmlを参照。
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