ボイジャーブルーイング
和歌山県田辺市唯一のクラフトビールメーカーとして、2016年にビール醸造免許を取得した「ボイジャーブルーイング」はこのほど、ビール醸造の際に排出される「麦芽かす」をアップサイクルした「グラノーラバー」を発売した。
国内外の多くのクラフトビールメーカーが抱える問題の一つに、ビール製造時に大量に排出される麦芽かすをどのように処理するかがあった。麦芽かすは栄養価が高く、通常の穀類と比べてもタンパク質や食物繊維が豊富でありながら、糖質も極めて少なく、風味や食感も良いという長所に目を付け、田辺商工会議所や和歌山県工業技術センター、株式会社キタタニ(和歌山市)の協力を受け、グラノーラバーとして商品化した。
食物繊維たっぷりの麦芽かすやオーツ麦の風味に、メープルシロップの甘味とドライクランベリーのほのかな酸味が絡まり、食べ応え十分なグラノーラバーは、カフェやビアパブ、スポーツジム、アウトドアショップなどの店頭で販売しやすい、コンパクトサイズとなっている。
「山登りやサイクリング、キャンプに各種スポーツのお供に、またVOYAGER BREWING COPPERのような濃色系のビールと合わせても相性の良い商品となっています」と取締役の真鍋志麻さんは話す。
お問い合わせ
ボイジャーブルーイング株式会社
所在地:和歌山県田辺市上の山1-9-20
電話:0739-34-3305
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