日本・ニュージーランド経済委員会(市川晃委員長)は4月22日、日本・東京商工会議所、在日ニュージーランド大使館とともに、来日中のアーダーン首相歓迎懇談会をハイブリット形式で開催した。当日の会場には、日本側から市川委員長、日商の小林健顧問、広瀬道明特別顧問、斎藤保特別顧問、大島博特別顧問ら約30人、ニュージーランド側は、ジャシンダ・アーダーン首相、ダミエン・オコナー貿易・輸出振興大臣、ヘイミッシュ・クーパー駐日大使ら約80人が出席。さらに、オンラインでも200人を超える両国委員会メンバーらが参加して、外交関係70周年を迎えた両国の経済交流の再活性化に向けて意見交換を行った。
アーダーン首相は「日本との関係を重視している。両国の緊密なつながりは、貿易とビジネスが成長するための基盤を提供している」とあいさつ。CPTPPについては、「ビジネスに大きな成果をもたらすよう、高い水準を維持し続けることを約束する」と述べた。
市川委員長は、コロナ禍以降、初の外遊先として日本を選んだアーダーン首相に謝意を表明。「両国の『戦略的協力パートナーシップ』をさらに強固なものとするとともに、自由で開かれたインド太平洋の実現と公正な経済秩序の拡大に向け、一層の協力をしていく必要がある」との考えを示した。
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