全国各地の商工会議所が、東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、8月2~8日に出展した伊丹の〝逸品〟を紹介する。
伊丹商工会議所は、市内の歴史ある酒造2社の日本酒を中心に、ビールや酒を使った菓子などを出品した。
清酒発祥の地とされる伊丹は江戸時代、西宮・灘と共に「下り酒」と称される酒を樽(たる)廻船で江戸へ届け、清酒のスタンダードを築いたことで2020年に日本遺産に認定。ブースでは、こうじ米ともろみづくりの掛米両方に精白米を使う当時の「諸白(もろはく)仕込み」の技法で醸造した小西酒造の「超特撰白雪伊丹諸白本醸造」や、フレッシュでフルーティーな「ひやしぼり」、江戸幕府へ官用酒(御免酒)を納めたことで知られる伊丹老松酒造の「特別本醸造伊丹郷」などを販売した。
また、ブルワリーも運営する小西酒造のクラフトビール「ITAMI BEER」も紹介。ベルギーのビール醸造技術と日本酒の発酵技術を融合させた飲みやすいビールで、人気のホワイト、ブラックに加え、華やかな香りが広がる新製品の「アンバー」も紹介した。
そのほか、日本酒を練り込んだ「お酒ドーナツ」や、ほんのり日本酒が香る「長寿蔵酒ゼリー」「酒蒸しきんつば」、水溶性食物繊維を含む特定保健用食品で塩分も控えめなフリーズドライ即席みそ汁「松谷のおみそ汁」も販売。銘醸地・伊丹の魅力をアピールした。
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