敦賀商工会議所青年部(福井県・敦賀YEG)の「音楽の集い実行委員会」と福井県嶺南地域にある4高校の有志らで組織する実行委員会は8月11日、「敦賀市高校生合同文化祭~TonTeen2022~」を開催した。同所青年部では、文化祭運営費支援として、福井の地域課題解決や新商品の提案をサポートするためのクラウドファンディング(CF)「ミラナカ」を実施。当初の目標額50万円を大きく超えた124万2000円が寄せられた。
「TonTeen」の名称は、「敦賀の敦(トン):Ton」と「teenager」を合わせた造語で、失われた学校生活を取り戻すこと、コロナを脱却すること、学校間を越えて友達をつくることを目的に、敦賀高校、敦賀工業高校、敦賀気比高校、美方(みかた)高校の4校の生徒らが力を合わせて青春を取り戻そうと企画。昨年はオンラインで実施したが、今回は初のリアル開催として4月から準備を進めてきた。
企画に賛同したYEGメンバーは、生徒らでは困難な部分をサポートするため、CFを立ち上げ支援金を募集。CF特設ページでは、生徒の文化祭に懸ける思いやコメントも掲載するなど、高校生らと協力して支援を呼び掛けた。支援金は、スタッフTシャツの製作やイベントでの景品、来場した高校生が当日使用できる引換券、来年度以降の後輩たちへの基金として活用。CF支援者へは、高校生からの感謝のメールやオリジナルステッカー、文化祭で使用できるチケットなどを提供した。
文化祭当日は、YEGメンバーが裏方として運営をサポートし、ダンスや歌のステージ発表、ミニゲーム、キッチンカーの出店など多数のイベントを開催。コロナ禍でさまざまな行事が中止・縮小していたことから、会場には楽しみにしていたという来場者約900人が訪れ、生徒らと一体となって文化祭を楽しむ光景が見られた。
詳細は、https://tonteen.com/を参照。
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