豊田産業(とよたさんぎょう) (広島県府中市/府中商工会議所)
今月は、体育で使われる跳び箱を模した愛らしい小物入れ『TOBIcoBACO』をご紹介します。
家具や桐箱の生産が盛んな広島県府中市に桐の丸太売買で創業した豊田産業は、1966年に家具の内装品づくりに着手。その後、家具需要の低下がきっかけで、2002年に府中商工会議所の新商品開発プロジェクトに参加し、未活用の桐の端材を用いた新商品の開発を始めました。
誰もが子どものころに触れた跳び箱がモチーフのTOBIcoBACOは、思わず頬がほころぶようなものをと生み出されました。これまでに培った木工の技術を生かし、かぎ組みという手法で丁寧に手づくりされており、机の上に置けるものからおもちゃ箱やスツールにもなるサイズまで幅広く展開しています。
便利なだけでなく暮らしにほほ笑みを添えるものを求め、同社は研鑽(けんさん)を続けています。
お問い合わせ
豊田産業
TEL:0847-41-5107
※月刊石垣2022年10月号に掲載された記事です。
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