日本・東京商工会議所に事務局を置く日豪経済委員会(JABCC)と豪州側のカウンターパートである豪日経済委員会(AJBCC)の将来の両国ビジネスリーダーを育成するためのプログラム「次世代リーダーズプログラム(FLP:Future Leaders Program)」はこのほど、インフラ事業における日本とオーストラリアの連携について、課題と解決策を整理・提案する冊子「日本とオーストラリア:2国間関係を越えて~インド太平洋地域でのインフラプロジェクト投資推進~」を発行した。FLPは、「日豪両国の2国間インフラプロジェクト開発の実績が多くある一方で、インド太平洋地域の第三国におけるプロジェクトでは、日豪両国の連携が十分に生かされていないため、今後も両国が連携した投資の可能性を秘めている」と指摘。冊子では、インフラプロジェクト開発に携わり、豊富な現場経験を有する実務経験者へのヒアリングを基に課題を整理し、インド太平洋地域におけるクリーンエネルギー、社会インフラ、交通インフラのプロジェクト形成を推進していくに当たってのロードマップを提案している。
FLPメンバーには、企業の若手を中心に、文化関係で活躍する人材も参画。豪州政府がすすめる新コロンボプラン(豪州大学生の日本などでのインターンシップ)への支援をはじめとする人材交流やセミナーの企画、合同会議への参画、日豪ビジネスに関する冊子の発行などを行っている。
詳細は、https://www.jcci.or.jp/news/jcci-news/2022/1104162854.htmlを参照。
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