日本・東京商工会議所は11月17日、日商の臨時会員総会後に小林健会頭の就任パーティーを開催した。パーティーには、日商・東商の関係者のほか、政府、政党、経済界、在京大使館関係者など約700人が出席。小林会頭は、所信で示したスローガン「日本再生・変革に挑む」について触れ、「激動の時代だからこそ、日本の良さ・強さを再認識するとともに、新しい視点からの『変革』に挑んでいかなければ、国も、企業も、この時代を生き抜くことはできない」と述べ、「企業経営者が積極的に行動を起こそう」と呼び掛けた。
当日、G20、APEC首脳会議などの国際会議に出席のため、ビデオメッセージを寄せた岸田文雄首相は、三村前会頭の3期9年間の活動について「新しい資本主義実現会議」をはじめ、数多くの政府の会議に参画し、さまざまな政策の立案・実現に貢献したことに触れ、改めて感謝の意を表明。小林新会頭に対しては、「新型コロナ、ロシアによるウクライナ侵略、世界的な物価高など、歴史を画する出来事が重なる『有事』の中で、商工会議所のかじ取りを担うこととなった」と指摘し、「困難な時期だからこそ、政府と商工会議所がパートナーとして共に歩んでいく重要性は増している。地域の基盤である中小・小規模事業者の方々の挑戦を、共に、力強く後押ししていこう」とエールを送った。
また、ビデオメッセージを寄せた西村康稔経済産業大臣は、「商工会議所とのこれまで以上に強いパートナーシップが必要」と強調。小林新会頭に対して、「中小企業の活力強化、地域経済の活性化に向け、力強くリーダーシップを発揮いただくとともに、新たな官民連携に向け、経済産業省と共に、難局の中で変化に挑戦する中小企業の支援に取り組んでいただきたい」と期待を示した。
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